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クライスレリアーナ

これは青年シューマンの思いのたけをぶつけたような曲。
遥かかなたのものを夢見るロマンチストのシューマン。
激しく、狂おしく、情熱的で攻撃的なシューマン。
そのどちらも魅力たっぷりで、聴く者をとらえて放しません。

学生の頃この曲に深く魅せられた僕は
これまでにいろいろなピアニストのCDを聴きました。
アシュケナージ、アルゲリッチ、ブレンデル、ポリーニ・・・
しかしどのCDを聴いても物足りません。
というのは、最初に聴いたホロヴィッツの演奏が
あまりに素晴らし過ぎたからです。

ホロヴィッツというのは奇跡のようなピアニストで
知性も教養もなく、貧相で下品で卑屈な人間でしたが
神様はそのような男にピアノを弾く天分を与えました。
それも20世紀最大といってもよい超弩級の才能をです!
私の知る限り、このような存在は
ほかに美空ひばりぐらいしか思いつきません。

このようなシューマンの曲はホロヴィッツの独壇場です。
もしかしたらホロヴィッツはシューマンの意図を
はるかに越えた演奏をしたのかもしれません。
とにかく、この曲に関しては
僕はホロヴィッツ以外の演奏は考えられません。



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ほお~。まるで、のだめの男性版みたいね。どんな演奏なのでしょう。聴いてみたいです。

千秋が卒業演奏会で弾いた「メフィストワルツ」は
ホロヴィッツの十八番です。
「メフィストワルツ」や「軍隊行進曲」のような派手で
聴く人をびっくりさせるような曲は
ホロヴィッツの名人芸が冴えわたります。
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