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ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調

ここでもバッハの音楽は疾走します。
そこには甘ったるい感傷などなく
常に強い意志と厳しさが存在します。

その厳しさゆえに
19世紀はバッハの音楽は人気がなく
ヴァイオリン協奏曲第2番など
やや厳しさが緩和された曲のみが演奏されていました。

しかし、この厳しさが
音楽を親しみにくくしているかというと
決してそんなことはありません。

甘いささやきではなく、
笑顔すら見せないような素っ気なさでありながら
聴けば聴くほど引き込まれていくのです。
それも陶酔へと導くのではなく
むしろ覚醒に導くような感じなのです。


このような音楽が
僕に勇気を与えてくれるのです。


G線上のアリア

ここ数日残暑が厳しく、グロッキー気味です。
何をする気力も萎えてしまいそうです。
こういうときこそ、「癒し」の音楽の出番です。

G線上のアリア(正式には管弦楽組曲第3番の第2曲「エアー」)は
いわゆる「通俗名曲」のひとつで
ジンコウニカイシャしている曲ですが
トランキライザーの代用として最適な曲です。

しかも、一般の「通俗名曲」とは違って
安っぽいところがまったくなく
いつも上質のワインのように
幸せな感覚を呼び起こしてくれます。

有名な曲だけに
多くの映画で使われていますが
映画「転校生」の中で
夕焼けの瀬戸内の島々をバックに
この曲が流れていたのが
とても印象的でした。


パルティータ第1番変ロ長調

バッハのパルティータは第2番が有名で
ぞくぞくするような魅力のある曲ですが
第1番には夭逝したディヌ・リパッティの
すばらしい演奏が残っています。

リパッティは白血病で33年の生涯を閉じるのですが
死の年に録音されたこの曲の演奏は
自由で、洒脱で
音楽自身が生き生きと呼吸していて
それでいて凛とした気高さを忘れない
まさに神が天から降りてきたような演奏です。

リパッティのあと、
こんな演奏ができる人がいるとは思えません。
かのグールドでさえ子供の演奏に聞こえてしまいます。

このリパッテイの録音があるからこそ、
この曲に不滅の価値が与えられたといいたいくらいです。


イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ

タルコフスキーの「惑星ソラリス」をはじめて観たのは
学生のときだったでしょうか?

人の「想い」を具現化するソラリスの海。
水のしっとりとした情感につつまれ
静謐で宗教的な雰囲気に満ち満ちた映画でした。

そのタイトルバックで効果的に使われていたのが
バッハのコラール前奏曲「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」です。

これ以上ないほど映画と一体化したこの音楽に
私は深く魅せられてしまいました。

原曲はオルガン曲ですが
何とか自分のものにしたく
ウィルヘルム・ケンプによるピアノ編曲版の
全音の楽譜を買いました。

小学校の頃、ピアノのレッスンを
2・3回でリタイアした自分に
当然弾けるはずのない難しい曲でしたが
10年以上かかって
ようやく最後まで弾けるようになりました。

敬虔な祈りと信仰心にあふれた曲で
弾くたびに安らぎと慰めを
感じることができます。



ゴルトベルク変奏曲

静かなアリアで始まるこの曲は、
30もの変奏を重ねた後、
同じアリアで静かに終わります。

不眠症に悩む伯爵を寝付かせるために
作曲されたとも言われていますが、
とんでもない。

睡眠というよりは
覚醒に導いてしまいそうな気がします。

それくらい面白くて、
飽きることがないのです。

演奏はもちろんグレン・グールドです。

グールドは1955年にこの曲のレコードでデビューし、
1982年にこの曲を再録音した直後に亡くなりました。
ちょうどこの曲が、同じアリアで始まり、終わるように・・・。

初めて聞く方はぜひ旧盤で。
この曲の面白さが分かってきたら新盤を。


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